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可変式コントローラー

パーマレジスターコントを可変式にする。
可変式コントは値段が張るので欲しくても中々手が出ない。
何故、可変式が良いのか?

普通常設コースの電圧は一定で18V〜20VでHOスロットカーを走らせます。
電圧とシャーシに合わせてコントの抵抗を変えて対応します。
ON・OFFだけでレースが成立するなら抵抗は必要有りませんが、コーナーが有るのでハーフスロットが有ります。

ノーマルシャーシの話ですが18Vだと440X-2などのトラクションマグ付きだと45Ω位が丁度良いです。
マグナカーだと少しトラクションは有りますが、60ΩでT-jetだと90Ω位が良いです。
個人差が有るので、絶対では有りませんが大体この辺が良いと言われてる数値です。
元々、パーマのレジスターがHOで使うとしたら35Ω・45Ω・60Ω・90Ωしかないのでそう言われてるだけかも?

例えば、いつも同じハーフスロット位置で止められる腕が有ると仮定します。
45Ω固定抵抗でアウト側だとギリギリ回れるが、イン側だとコースアウトします。
ここで、50Ωに変更するとイン側はギリギリ回れるがアウト側はもう少し速く回れるのにとストレスが溜まります。
また、タイムにも影響します。
可変式ならイン側の時は50Ωでアウト側の時は45Ωと使い分ける事で全体的に好タイムが出ます。

サーキット側は全ての抵抗値のコントをレンタルするのが難しいのでマイコント制かレースによって電圧を下げます。
電圧を下げる場合は、シャーシとコントの抵抗値みて電圧を下げます。
問題は、電圧が低いとアマチュアが回り切らない事が発生します。
その他にも問題は沢山有りますが、コントに関係無いので省きます。

マイコントを使える所だと、何台もコントを持って行く事になります。
色々考えると、可変式コントにするのが理想的です。
総合的には安く、何台も持って歩くより1台で済んだ方がメリットが高いのです。

では、高い可変式コントを買えば良いじゃんで話が終わりそうですが・・・
高いコントだと可変抵抗以外にもメリットが有るのは知ってますが・・・答えはNOです。

 
デファルコのコント、性能も良いが値段も良い
ROクラスのレースをしてる人には必要だが、ノーマル中心の人には不要だと思う。
一人だけデファルコを使ってレースに勝ってもコントの性能で勝ったと言われも弁解出来ない程の差は有るかも?


何故ならGfingerではそんなに高いコントをレンタル用に用意出来ないからです。
また、そんなの自分で用意させれば良いじゃんと言う方も居るでしょうが皆さんがお金を持ってる訳ではありません。
Gfingerは初心者の域を脱しないが前提でお金を掛けないでHOスロットカーを知って貰うが基本なのです。

前書が長くなりましたが、可変式にするメリットはご理解頂けたでしょうか?
HOスロットカー本来の速さとコーナーを制してHOスロットカーは速くなるのです。
可変式コントにしてデメリットは有りませんと言って良いと思います。

では、作り方です。



ブレーキ抵抗付きのパーツ構成です。
パーマの90Ωレジスターコント 1台
スイッチ 2個
ホーローボリューム抵抗 2個(200Ω1個・100Ω1個)
ボリューム用のツマミ 2個
シリコンケーブル 3本(各1m位)
ミノムシクリップとカバー 3セット
固定用アングル 1個
ボリュームプレート 1枚
スイッチON・OFFプレート 1枚(上記の写真には有りません)

まずは、コントを分解してエポキシ系ボンドでレジスターをコーティングします。
コーティングなしでケーブルを外すのは良くないし面倒な事になる場合も有ります。
詳し書くと長くなるので省きます。


2液混合のエポキシボンドですが、完全に固まるまで時間が掛かります。
10分と書いてあるが、半日は無理!指紋の跡が付くので前日にやって寝ると良い


完全に固まったら、カシメてる所を外してノーマルケーブルを外します。

 
得意の汚い絵で説明!ケーブルを外し、肝心の回路と言うか簡単です。
並列で200Ω抵抗を入れてスイッチを入れるだけです。


  
ハンダが終わったらアングル(ステー)に固定してテストします。
レジスター固定用のボルトは6.5mmで抵抗やスイッチは6mmです。

一番肝心?な抵抗とスイッチの取り付けです。
ここは、1個だけ作るなら拘る所です。
ターボで作るなら、フレームからアルミステーなどで色々考えられます。
私は、エコノミーでしかも大量に作る必要があるので見た目より価格と作り易さを取ります。
ホームセンターでステーを購入して、ボルト・抵抗・スイッチ用に穴を広げる。
ホームセンターで丁度良い高さのステーと安い値段の物などを見つけるのも楽しいのです。

ホーローボリューム抵抗はホーローなので落とせば簡単に割れます。
今までレンタルコントの抵抗を何個割れた事か・・・
高いのです!ここは落しても割れない工夫をします。

ペットボトルの蓋を改造して取り付けます。
安いと言うかタダで手に入るしリユースじゃん!エコですよ(意味不明)
ペットの蓋は同じ素材で作ってると言いますが、加工すると分かりますが中の縁などの素材は違う様です。
外側と同じ素材で中の縁が作られてる物の方が加工しやすい、炭酸系は面倒です。
この辺もツマラナイ知識を得る事が出来ます。。。別に知らなくて良い知識ですが・・・

この時点でテストします。
パーマのレジスターは個体差があります。
90Ωと有りますが、88Ω〜93Ω位だと思って下さい。
スイッチを切ってテスターで計ります、90Ω位ならOKです。
スイッチを入れて計り60Ω位になるならOK!ボリューム抵抗のツマミを回し抵抗が落ちる様ならOK!OK!
殆ど完成と言って良いでしょう!

使える抵抗値 90Ω・スイッチを入れて約60Ω〜0Ωまでが設定出来ます。
ボリュームに目盛を付けないのは感覚で走らせるからです。

次は、ブレーキ用のスイッチと抵抗です。
実際は、競技専用シャーシで遊ばない限りブレーキ抵抗は必要ないと思います。
トラクションマグネット等がノーマルでの話ですよ!競技用のシャーシはフェライトでも有った方が良い。
スイッチだけで良いと思いますが一応抵抗も付けます、スイッチは絶対に必要です。

  
配線は、赤ケーブルの途中にスイッチと抵抗を入れるだけ。
コントシャーシの底面の穴を6mmに広げる、一番上と一番下が6mmに加工した。
元に戻して完成近しと言った所か?


ブレーキスイッチには、ON・OFFスイッチプレートを付けます。
スイッチに対して取り付け方向が有るので間違わない様にハンダします。
本当は2Pスイッチを購入すれば良いのですが、今は3Pの方が安かったり2Pスイッチを探す方が大変です。

抵抗にペットの蓋とボリュームプレートを付け、ツマミを付けます。
ボリュームプレートはペット蓋の表面がモロに見えるので目隠しの為でプレート自体の目盛りも本当は不要です。。。

 
ミノムシクリップは銅製の物を使います。
完成です。

ミノムシクリップですが、銅製の物を使います。
せっかくケーブルも交換したのにクリップでロスが出たら意味が有りません。
よく安く売られてるメッキのクリップはよく無いのです。。。何故かはピックアップシューのページを見て下さい。
プロフェッサー・デファルコ・パーマも同じクリップです、と言うかこの会社だけが銅製クリップを作ってるのか?

如何でしょうか?ノーマルHOスロットカーなら十分に使えると思います。
ノーマルならそんなにホーローボリューム抵抗も熱を持ちません。
本来なら、放熱など考えるとカバーを付けない方が良いと思いますが、落とした事を考えると付けた方が良いです。

熱を持つとどうなるか?単純に抵抗値が上がります。
今の所、熱くて触れないほど熱を持ちません。
競技用ROなどに使わなければ大丈夫だと思います。
競技用ROにパーマのコントは向きません、高いコントを使って初めてシャーシ性能を引き出せます。

ホーローボリューム抵抗ですが、カーボン抵抗だと切れる可能性が有ります。
ブレーキ位ならカーボンでも大丈夫かも知れませんが私はホーローを使います。
もし切れたら次はホーローを買うと思うので、初めからホーローを買って置けば間違いがないからです。
ならし機でもそうですが、ホーローは切れる事は今まで有りませんがカーボンだと切れたと言う方がいます。

ケーブルもシリコンでなければイケナイと言う訳ではありません。
自分の考えた結論で作れば良いのです。
オーディオケーブルやノーマルケーブルでも良いと思います。
自分で考えて作るのが面白いのです、使うのは自分なので!

如何でしょうか?
何も無い所から作るとエコノミーコント1台分位の価格は掛かると思いますがコントを何台も持つより良いかと?
眠ってるコントを再生すれば安く作れると思いますよ。



直接的、間接的な結果及び障害に対して一切責任を負わないものとします。



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