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カット済みデカール

今回、カット済みリプロデカールを作る。
デカールを作っても、曲線を奇麗に切るのは至難の技
そこで考えたのが、紙デカールで活躍したCraft ROBOに切って貰う。

使う機材
ALPS MD5500 熱転写プリンター
Craft ROBO CC100-20
既に両方とも廃盤です。

問題点は、私のクラフトロボはA4しか切れない。
デカール紙は大きくてもB5しかない。(もっと小さいサイズも有る)

作り方は水デカール+紙デカールで合わせて一本と言う所です。
デカールデータの作り方は水デカールを見て下さい。

肝心なのは、A4紙中央にB5サイズ枠を印字する。
B5サイズの印字が終わったらB5のデカール用紙を貼り付けデカールデータを印字
作業が終わったらクラフトロボに切って貰う。

この方法だとデカールを作る場合も余計な余白なしで印字出来るのでB5ギリギリまでデカールを作る事が出来る。
ALPSのMDシリーズは余白が多いのでデカール紙の節約にもなります。

今回使うソフトはイラレのCSです。
クラフトロボのプラグインがイラレのなでここは折れます。

レイヤー1はクラフトロボのトンボが入ります。
クラフトロボがトンボを読み取り、作ったデータを切り取るのに必要な物です。

レイヤー2にB5枠印字用データ
レイヤー3にデカール印字用データ
レイヤー4にカット用データを作ります。

全部のデータが出来たら印字及びカット作業です。

トンボの水色の枠内に印字等があるとトンボを読めないらしい?

MDにA4の厚紙を入れてレイヤー2だけを印字します。
デカール紙を貼る位置の為です、他のデータは印字しません。


印字が終わったら枠にデカール紙を貼ります。(不要な角を少しカットします。)
私はセロテープで貼りました。
面倒だったので・・・両面テープ等でもスプレー糊(要マスキング)何でも良いでしょう?
肝心なのは、デカール紙とA4の紙がズレない事です。


*ここからの印字は全てページ合成で印字します。

レイヤー1印字します。
レイヤー1のトンボ印刷はMDの場合2・3回印字しないとクラフトロボがトンボを読み込まない。
私のクラフトロボだけかも???トンボを読まないとカットも出来ない!
面倒な人はデカールデータと同じ時にトンボ印字しても大丈夫です。


トンボ印字が終わったら、レイヤー3のデカールデータの印字です。
気の済むまでページ合成で印字したらOKです。
今回TYCOのリプロデカールなので白は2回印字した後に色付き3回印字にしました。
TYCOの白は結構透けてるんですよね〜




全ての印字が終わったクラフトロボに用紙を入れてレイヤー1・4を呼び出しカットです。
デカール紙の表面だけをカットします。
切り離しまで切ると面倒な事になるので!表面のデカール膜だけ切れば良いのです。

クラフトロボはデータの下からカットを開始します。
なのでテストカット用の四角は一番下に作ります。

クラフトロボの刃はキャップによって刃の出す長さを決めます。
一番刃を出さないキャップでもデカール膜以上に切ってしまう感じなのでキャップに紙を挟んで刃を長さを調整します。
刃の入りが少なければ、細かいカットも奇麗に出来ると考えるからです。
新しいクラフトロボはダイヤル式に変更され使えないワザかも?


プリンタープロパティで切る強さも一番弱い設定でカットします。
カット時にカットズレが必ず起きます。

テストカット用の四角や丸をデカールデータの一番下に作って置くと良いでしょう!
カットがズレた場合は、直ぐにクラフトロボの電源を切ります。
プリンタージョブは蓄積されないので、もう一度やり直すのも簡単です。


どうもMDとクラフトロボの相性は良くない様です。
インクジェトプリンターだとズレが一定なのでカット用データの移動やプリンタープロパティで何とか出来ます。
MDの場合は、ズレる位置が一定しないので面倒です。
目視でテストカットのカット位置が良いと思うまで何回も繰り返します。

インクジェトプリンターでトンボを印字してトンボだけMDのトンボの上に貼れば改善されるかも?
実験する前にリプロデカール製作が終了したので確認はしてません。
TYCOのリプロデカールと言っても2枚も作ったら十分な量だし・・・

出来たらデカールの差し替えです。
今回は、TYCOPRO CHAPARRAL2Jに死んで頂きます。

両方とまだオリジナルデカール状態です。
下のデカールは斜めに貼ってある。


デカール状態は下の方が良かったが、爪でカリカリとやれば簡単に取れます。
リベットが邪魔!手でよく触る所なので剥がれてるボディを見ます。


作ったデカールを貼って見た・・・
何だか全然違う・・・作ってる最中で分ってた事ですが!
確かこの66番は2Gのフロントゼッケンからデータ取りした。
やっぱり、デカール事にゼッケンは違うのね!

今回はリプロと言うより切れてると言う事が大事なので一応終了となる。
デカールデータの作り直しは好きなだけ出来るので・・・
デカール題材がなかったので、TYCOPROのリプロを作っただけの話です。

如何でしょうか?誰でも簡単に作れると言う物ではありませんが機材さえ手に入れたら簡単です。

今回の作り方や印字のやり方は、非常にリスクを伴います。
プリンターヘッドの破損等も考えられます。
余白0印刷は魅力ですが自己責任の上、実行して下さい。

お約束の言葉で締めさせて頂きます。
直接的、間接的な結果及び障害に対して一切責任を負わないものとします。



2013.7
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