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コントローラターミナル

コントローラターミナルを作る。
コンセプトはコース付属のACアダプターをブレーキ付きコントを使える様にする。
出来るだけ安く作る、ハンダを使わないで誰でも作れる様にする。(ハンダを使った方が安く出来ます。)

コントローラターミナルだが、パーツメーカー?からも販売されてる様ですが高いと言うか何でそんな値段なの?
スロットカーの配線は24・32・HO全て同じ配線で作られます。(例外もあります
よってコントの代表とも言えるパーマのコントは24・32・HOでも使えるのです。
他社のコントも当然使えます。

販売品のコントローラターミナルの配線を見た事が無いので何とも言えませんが全て同じだと思います。
コントローラの赤い線はブレーキなので−線から分岐して接続する。
ACからの+は白い線に接続する。
コントからの黒い線をコースに接続する。

これだけでブレーキ付きコントが使える様になり。コース付属のACアダプターだとヒューズも不要です。
安定化電源を使う場合でも、10A以上の出力がない場合は不要かも?
安全の為に入れた方が良いが、スピンでショートすると5A以上10以下の電気が流れます。

5A以下でヒューズを入れるとスピンのたびにヒューズ入れ替えとなります。
コントローラの線を刺し間違えの為にヒューズを入れると考えた方が良いです。
例えば、Gfingerの安定化電源だと20Vだと18A〜20A位まで流す事が出来ます。
指し間違えでショートすると家のブレーカーが落ちるのでヒューズで保護してます。
ヒューズはレーン毎に10Aを入れてます、10Aだとスピンでショートしても切れる事はありません。
指し間違え・整備不良による直結状態だと切れます。
(別に家のブレーカーが落ちても戻せば良いだけですが面倒です。)

話をACアダプターに戻して常設コースではないトラックのコントローラターミナル作りです。
日本ではTYCOかTOMYが一般的に使われてると思いますがLifeLikeなども同じです。
付属コントで他社のシャーシが同じ方向に動くなら配線は同じだと言う事です。


配線は仕方は全て同じです。

シャーシを上から見て進行方向の右側が+ 左側が-です。
私が推奨するTOMYのトラックで話を進めますが、他社のACアダプターでも同じです。
常設コースを作った為に、付属ACアダプター及び付属コントが余ってるので・・・

今遊んでる方は、当然付属ACアダプターと付属コントは持ってると思います。
また、1レーン1ACアダプターと言う事も前提にさせて頂きます。
作り方はコスト別に3種類

まずは直ぐに作れるコントローラターミナル
用意するのは、付属ACアダプターのみ!(付属コントもあった方が楽です)
適当な所で線を切ります。



皮を少し剥いてまずはプラス・マイナスの確認をします。
付属ACアダプターの線は一応片方の線に白い線が入ってると思いますが
ロットや生産状況によっては変わってる可能性もあります。
必ず、コースに直接接続して確認しましょう!


私の場合は白い線が入ってる方がプラスだった。(絶対ではありませんよ!)

プラス・マイナスが分ったらコントの線に繋げてターミナルは終了です。
ACコネクターをトラックに接続しても今の時点ではまだ走りません。
トラックのコントターミナルをショートさせると走る事が可能です。
走らせたいコースの方をショートさせると走ります。

ショートさせるのはクリップでも良いのですが・・・面倒です。
もう少し簡単な方向で考えます。


非常に危険です、コース上でなく線が剥きだしで良いスタイルとも言えませんが使えます。
お勧めは致しませんが、一応家に有る物で簡単に出来ると言う事を言いたかっただけです。

付属コントのケーブルを適当な所で切りコネクター側の皮を剥きます。
残った付属コントは残念ですが廃棄となります。

付属ACアダプターのコネクター側配線と交換します。
残った元付属ACアダプターコネクター配線をショートさせます。
これで、簡単接続完了です。



少しお金は掛かりますが、もう少しターミナルの様な物が作りたいと言うか安全性の高い物が欲しい方
端子台を使います、正直この辺位から作って下さい。
部材は1台単価だとワンコインで揃います。

配線は同じで端子台からコントに接続する所をバナナジャックにも対応出来る様にファストン端子(メス)で作ります。
配線カラーもコントの配線に合わせて指し間違え無い様にします。
コントのミノムシクリップ同士のショートも防げます。


写真のケーブルは既存の変換アダプターから取った為に既に端子及びファストン端子も作られてます。

ファストン端子は圧着なので専用工具が必要になります。
ラジオペンチでも作ろうと思えば作る事は可能ですが、奇麗には作れないのが難点です。
ファストン端子も秋葉原などなら1個単位で購入出来るのでワンコインで部材も揃い安全性も格段に向上します。

ここで安い端子台を購入すると高く付く事があります。
下記の写真の様に金属プレート付き端子台を購入した方が結果的には安くなる場合が多いです。
金属プレート無しの場合は、ケーブルに端子を使う事になり1個10円〜15円でも今回の場合でも7個は必要です。
差額を計算してご購入する事をお勧め致します。
金属プレートがある端子台はケーブルのまま締める事が出来るので時間とコストの節約が出来ます。(微妙な差です)



常設コースなどは、ファストン端子の代わりにバナナジャクターミナルなどに変えて固定してあるだけです。
ファストン端子に無理やりミノムシクリップを入れるので耐久性が少し問題ですが、安いので目をつぶります。
Gfingerの変換コネクターもファストン端子を使ってますが圧着が取れる事もあります。
バナナジャクも差し込めば使えます。




ケーブル及びクリップの露出がないのでショートを防げる。

作るのに必要な道具も少ないので比較的簡単に作れると思います。
最悪、ドライバーとペンチのみで作れます。

最後は、ケースを使い耐久性のある物を作ります。
工具もドリルが必要になりますが耐久性と安全性が上がります。

ケースですが、プラスチックのケースで十分です。
アルミだと作り方によっては電気が流れるのでリスクが上がります。
穴あけ後、処理をすれば大丈夫ですが手間を考えればプラスチックケースで十分です。


他に分岐ターミナルが必要です、写真撮影後に気が付きました。
ケースは既に穴も開けた状態ですみません。

電気の入りと出口は端子台を使います。
ネジ止め出来て外れない様にする為です、ピンジャック仕様でも良いのですが何かの拍子に抜ける事を防ぐ為。
コントの接続はバナナジャクターミナルを使います。

HOはミノムシクリップが基本だと思いますが、バナナジャクターミナルで作るのが無難です。

中の配線ですが、全て端子で繋げる事も出来ます。
本当は、ハンダで作った方が安いし外れる事もありませんが今回のコンセプトでハンダを使わない!がテーマなので
端子で作ります、これはペンチよりプライヤーで圧着した方が良いと思います。
無論、圧着工具の有る方は専用工具で圧着した方が良いです。
一応安定化電源にステップアップも考えシリンコンケーブルなどで作った方が良いかと思います。




青いプラスチックが分岐ターミナルです。


当然、バナナジャク及びミノムシクリップにも対応出来る!

追伸
接続方法がよく分らないとのご指摘を頂いたのでUP致します。
ACアダプターの線は白いラインの入ってる線をプラスと仮定致します。
必ずご自身のACアダプターでプラス・マイナスはご確認下さい。

ACアダプターからのケーブルをPower INの表示下のネジを緩めて間違えない様に繋げます。
Power OUTにはACアダプターから切ったコネクター線を繋げます。
この時に、白い線の入ってる方がプラスです。






ACアダプターのコネクターを通常の様にトラックに差し込みます。
この時点では、コントを握ってもまだ動きません。


写真は既にゼムクリップでショートさせてます。

走らせたいコース側のコントコネクターの金具をショートさせます。
簡単な方法はゼムクリップを加工してショートされるのが簡単で安く出来ます。
この接続方法だと完全一人用で、しかもクリップが簡単に外れます。
右回り・左回りはACアダプターコネクターの矢印で変える事が出来るので製品版と変わりません。
お勧め出来ない接続方法ですが、解体する部品はACアダプターのみで接続出来ます。

もう少し安全性と言うか合理性を考えると付属コントを一台無駄にすれば大丈夫です。
コントローラターミナルのPower OUTに付属コントの線を切って繋げます。
余ったACアダプターコネクターの線同士をショートさせます。
こちらの方が合理的だと思いまが・・・
右回り・左回りはACアダプターコネクターの様に付属コントコネクターを表・裏の差し替えで出来ます。



TYCOや他のトラックの場合はコネクター差し込み口が逆挿しが出来ない様になってるので
Power OUTの取り付け線を反対にすれば右回り・左回りが出来ます。
必ずPower OUTの取り付けケーブルで進行方向を決めて下さい。
Power INから逆にするとコントローラーを破損する場合があります。

TYCOの場合は4車線用ACアダプターだとREと書いてあるACアダプターはプラス・マイナスが逆になってます。
リバースACアダプターなので気を付けて下さい。

接続方法はトラックのコネクター差し込み口の仕組みが分かれば難しい事もありません。


裏面カバーを外すとこんな感じです。


パーツを外すとお分かり頂けると思います。
中央はACアダプターコネクター用金具でマイナス側です。
コントローラコネクターはプラス側です。

今回最後の接続例で見ると、プラスは直接トラックのプラス側鉄芯に入ります。
マイナスはパーツを通ってACアダプター側に流れ、ショートしてるのでトラックのマイナス側鉄芯に流れます。

例外について
基本的にはプラス側で電気を操作するのが基本的なスロットカーですが
マイナス側で電気を操作するスロットカーもあります。
プラスで操作するのがポジティブ マイナスで操作するのがネガティブと言います。
(ここからは、ネガ・ポジと書きます。)

32の世界だとネガのトラックがあります。
32で一番使われてると思われるカレラがネガです。
私はHO以外はやらないので試してませんが原理はプラス・マイナスが逆になるだけです。
32でも営業用コースはポジが多い様ですがホームトラックをそのまま使ってる所はネガかも知れませんね。
デジタルコントだとポジ専用とか有る様です、ネガでは使えないデジコンもあるようです。

ネガ仕様にするには、Power INの表示と逆にケーブルを繋げるか中の端子を逆にすればネガになります。
Power OUTのケーブルも逆にすれば製品と同じになります。
試した訳ではありませんが原理はそうなります。


中の端子を逆にすれば、表示と同じ様に接続してもネガになります。
32で作ろうと考えてる方は自分のトラックがポジ仕様かネガ仕様をご理解の上、製作して下さい。

如何でしょうか?出来るだけ家にありそうな工具で作るコントローラターミナル
市販品には市販品の良さがあるかも知れませんが、機能には差が出ないと思います。
ヒューズBOXが付いてるか付いて無いかの違い位ですかね?市販品にヒューズBOXが付いてるか分かりませんが

これであの小さなコントローラともオサラバ出来ます。
しかもブレーキまで付いて突っ込み型の走りも出来る様に!
コントローラターミナルの導入は社外コントローラで走りが変わると思いますよ。

いつものお約束です。
直接的、間接的な結果及び障害に対して一切責任を負わないものとします。







2013.9
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