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AURORA 4ギアシャーシにAWドラッグボディを載せる

今回、AWのドラッグボディにAURORA 4ギアシャーシを載せます。
何故?ワザワザAURORAシャーシを使うのか?と思う人もいるかも知れませんね。

簡単に書くと、JL・AWのシャーシを使う意味がないからです。
ドラッグなら速くしたいと言うのはHOスロッターなら当然思う事だと思います。
セットアップするなら、断然AURORAシャーシを使った方が速く出来ると思う?
また、4ギアシャーシと言うかパンケーキアマチュアにトラクションマグネットは不要!&邪道なのです。

トラクションマグネットを使うドラッグシャーシを作るならLifeLikeシャーシで作った方が全然速い!
トラクションマグネットだけ外せばと言う声も聞こえて来そうだが、シャーシ自体の出来が全然違う。
シャーシの出来は一目瞭然でこれを知らないと無駄な投資と時間を消費する。

流石に最近のモデルなのでアマチュアマグネットとアマチュアは使える。
レースレギュでは、アマチュアは使えないレースもあるが・・・遊び用なら関係ない!

何故?AWのドラッグボディをAURORAシャーシに乗せたいか?
カッコ良いボディだから作りたくなっただけと言う簡単な理由です。
スポンサーデカールも良い感じに出来てる、リアウィングが厚くてやぼったい感じだがHOスロットカーなので
ここは目をつぶっても良いフォルムだと個人的には思う。

まずボディだがAWのNHRA MUSTANG DRAGSTER FUNNY CAR GTX-X MIKE NEFF


載せるボディが決まったのでシャーシ選びだ!
ジャンクBOXを探すと、ロールスロイスのジャンクを発見!
ピックアップシューなし・メッキ金具・アイドラーギア2個とも欠品・リアタイヤは劣化で空転する状態
レストアには良い感じで死んでる、思いっきりバラす事に抵抗がない状態なので決定!
  

AURORAにもドラッグスターはある。
私が持ってるドラッグスターはNonマグナカーシャーシなので当然シルバーブラシ仕様
専用のドラッグタイヤを履いてる、アマチュアも専用の物が入ってる。
 

写真の様にブルーコアに緑巻き線がドラッグ専用アマチュア
抵抗値は7Ω〜7.5Ωと言われてる。
マグナカー系によく使われてる赤いコアに金巻き線のアマチュアは13Ω〜15Ωと言われてる。
残念だが、私のドラッグアマチュアは8.3Ωあったのでハズレアマチュアなのです。
ジャンク4ギアに入ってたアマチュアは14.1Ωなのでマズマズなアマチュアかな?

まずは、ボディが載るか確認してみる。
大丈夫な様なので、交換パーツを考えるとドラッグなのでアマチュア・マグネット・新品リアタイヤ・他消耗品かな?
リアタイヤはシリコンも考えられるがホイルスピンを楽しみたいのでノーマルスポンジタイヤを採用しよう!


今回はドラッグ専用シャーシを作るのでNonマグナカー用のアマチュアを使う。
Non Magnatrction Armature #8507 Nonマグナカーはこのアマチュアが入ってる確率が非常に高いです。
初期のソリッドリベットシャーシなどは違うアマチュアが入ってる事もあるそうです。
 

何故?Nonマグナカー用アマチュアを使うか?
抵抗値が6Ω〜6.5Ωと低いから、今回使うアマチュアは6.4Ωなのでイマイチですが良いでしょ!
別にレースが有る訳ではないし、遊び用なのでビックパワーにグリップしないタイヤで遊びましょう。

4ギアシャーシを見るとトラクションを少しでも取ろうとリアのマグネットが少し落ちてます。
ピックアップシューを留める金具は1枚物だが残念な事にメッキ加工されてる。
ここは、メッキを剥がして通電効率を上げないとアマチュアとマグネットを交換する意味がない。
 

まずは、アマチュア交換から始めましょう。
Pinion Gear Puller でピニオンギアを引き抜きます。


次に交換するNonマグナカー用アマチュアの準備です。
幾らお遊び用とは言ってもお金を掛けて遊ぶのですから、少しでも良い状態にしたい物です。
抵抗値だけでは良いアマチュアとは判断出来ません、バランス良いアマチュアの方が抵抗値より重要なのです。

ではバランスの見方です。
原始的な方法で、カッターの刃を2枚用意して2mmのボルトとナットで固定して準備完了!
 

少しアマチュアを動かして止まったら一番上にマジックでマーキングします。
何回か同じ作業をしていつも同じ所で止まったら、マーキングの真下が重いと分かります。
何故、カッターの刃を使うか?手元にある工具で軸に対して一番抵抗が少ないからです。
しかも、私の使ってるカッターの刃先は0.2mmなので硬くて薄くて真直ぐ物と言ったらカッターの刃が妥当です。

両方の軸をマグネットで引っ張り空中に浮いた状態で調べる方法もありますが、イマイチの様です。
私も作りましたが、ワザとバランスの悪いアマチュアでテストしましたが良い結果が出ませんでした。
アメリカでも一時期工具が出ましたが、今は1社だけが販売してるだけの様です。

話を元に戻し、重い所をルーターなどで削ります。
私は、鉄ヤスリで削りますが人力でも大した事はありません。
また、完璧にいつも違う所で止まる様なバランスの取れたアマチュアにはなりません。


ある程度の所で妥協します。
完璧にしようとするとコアの羽が無くなる可能性と断線する可能性が増えます。
また、冷却にも問題が出て来ます・・・ドラッグには冷却効果は必要有りませんが・・・
また、羽部分が無くなると回転にも問題が出ます、想像出来る範囲です。
モーターが回る原理を書くと非常に長くなるので超基本的な事は他のHPで調べて下さい。
取り合えずアマチュアはこれで良いでしょう!

ピックアップシューを止める金具に取りかかります。
1枚物なので良いのですが、メッキは通電率が良くないです。
肝心のモーターブラシスプリングの受けがメッキです。
バラしてメッキを剥がします。

私は、四角い棒ヤスリでシャーシ内側からグリグリ回します。
リベットが空転する様になったら、シャーシ外側のリベットの頭をニッパーで取ります。
比較的簡単に取れると思います。


取れたら金具を紙ヤスリでメッキを剥がします。
必要な所だけ剥がした方が良いと思います。


元に戻す用意です。
WebShopで販売してるリベットRivet1.8×3は少し長いので1mm程削ります。
2mmのアルミ板に穴を開け、出てる所を鉄ヤスリで削ればOK!
 

金具を元に戻し、短くしたリベットを入れて固い所でシャーシ内側からGfinger Rivet Punchでカシメます。
小さいハンマーでカシメた方が良いです。
大きなハンマーだとカシメ過ぎてシャーシが歪んだりします、程々に締める程度で金具が動かない程度です。
   

ギアプレートにアマチュアをピニオンギアで固定します。
一度外したピニオンギアは少し緩くなります。
抵抗値の低いアマチュアと強力なマグネットを使うので緩いと空転する可能性があります。

また、パンケーキアマチュアにギアを入れる専用工具もあります。
アマチュアに対して真っ直ぐにギアを入れる事は非常に重要な事です、ギア全般に言えますが・・・
一度外したギアは緩いのでギアプレスを使って、ギアの穴を少し潰して穴を小さくします。

通常、ギアプレスネジの先はメスですが丸くなってるネジに交換してギア穴をプレスして穴を少し潰します。
次にギアプレスネジを交換してアマチュアにピニオンギアをプレスします。
 

このギアプレスはWebShopにはありません。
T-jet専用工具でT-jet全てのギアをプレス出来ます。(マグナカー系にはピニオンギア位にしか使えません。)
JL・AWのT-jetにも使えないと考えた方が良いでしょう!(ピニオンギア以外はプラなので必要も無いですが)
欲しい方はご相談下さい、別途注文する事は出来ます。

緩くなったピニオンギアをハンダすると固定出来ますが考えて下さい。
緩いのはアマチュア軸が細いか・ピニオンギアの穴が大きいので緩いのです。
どちらにしても芯が出ないので圧入するがベストだと思います。
アルミリアホイールが無くなったかお解かり頂けましたか?同じ事です。
速くするシャーシに緩い物は不要なのです、全てネジ込みが普通の時代です。

アマチュアを早く回すには、マグネットを強い物に変えると早く回ります。
Polymer Magnetsに交換します。

若干高さが有るので紙ヤスリで削ってノーマルと同じ高さに合わせます。
セラミックマグとは違い簡単に削れるので、削り過ぎに注意です。

厄介なのは、削りカスの処理です。
最初はガムテープや養生テープ等で削れた砂を取り除きます。
細かいのはCLEANING CLAYで取ります。
押し付ければ簡単に取れますが、最初からCLEANING CLAYを使うと直ぐにCLEANING CLAYが汚くなります。
  

ピックアップシューは今回は普通のピックアップシューで良いかな?
Pickup Adjustment Toolでコース鉄芯への当たりを調整します。
 

Ultra Thin Silver Shunt Wireも追加します。
ピックアップシューにマジックで印をして出来るだけ短くした方が良いです。
ピックアップシューの根元だとワイヤーがシャーシにあたるのでマグネットの下位が一番短い位置でしょうか?


シャントワイヤーは、ピックアップシューが拾った電気を直接金具に電気を流します。
ピックアップシューと金具は引っ掛けてるだけなのでピックアップシューの動きによって接触面が少なくなったりします。
シャントワイヤーはバイパスと考えて下さい、効率良くモーターブラシに電気を流します。

タイヤも新しいタイヤに交換します。
4ギアのタイヤは古くなると緩くなります。
ハイパワーだと簡単に外れると思うのとグリップが無く空転すると簡単に想像出来ます。
新しく入れる場合はボンドで接着してホイールとタイヤを一体化します。
スポンジタイヤで走らせる場合は基本です、G+や440は初めから接着されてますが、
マグナカー系は接着されてません。
ゴムタイヤも接着した方が速くなり安定します。


足りないギアも新品を入れてこれで、シャーシは完成です。


ボディ製作です。
製作と言ってもステーを付けるだけなので・・・
最初は変換アダプタークリップ式を考えたのですが、その内暇が出来たら作ろうかな?位ですかね。
需要が無いし・・・リクエストが多かったら考える程度ですね。

家に有る材料でステーを作ります。
同じ材料で作る必要はありません、有る物で作りましょう!

フロントのステーから作ります。
5mmのプラ棒を適当な長さで切ります。
切ったら、丁度真ん中あたりに穴が空いてました。
正確には真ん中ではありませんが、気にしないのでピンバイスで1.8mmまで穴を広げます。

5mmだと太いので4mm位まで細くします。
ドリルに挟んでヤスリで削れば、比較的簡単に削れます。
初めから4mmのプラ棒で作れば細くする作業は必要ありません。
家に4mmのプラ棒が無かったので・・・
  

リアはまだですが、取り合えずボディーを載せてステーの長さを確認して長さを決めます。


リアのステーですが、如何考えてもコクピット下に蓋をした方が作業が早く見栄えも良いと思い蓋をします。
0.5mmのプラ板を適当に切って蓋を製作します。
ハサミで切れるので簡単に作れると思います。
  

表から見ると白くてカッコが悪い!
接着前なので、黒く塗りますが・・・面倒なので黒マジックで簡単に塗ります。
スモークウィンドなので気を使わなくてもOK!
   

そうだ、ドライバーも載せよう!これなら蓋をする意味も出て来るし・・・
BSRTのバキューム人形に適当に色を付けて完成!
元々、ドライバーのサイズが合ってないので・・・T-jetなら丁度良いサイズだと思う。
  

これで、リアステーが簡単に取り付け出来る様になった。
3mmのプラ角棒でコの字型のステーを作ります。
一応、シャーシに載せて確認します。
 

ボディを載せたらドンピシャで車高が合った!
何と言う偶然と言うか・・・マジ驚いた!

では、ステーをボディに接着します。
フロントネジは緩くして直ぐに外れる様にしてステーに接着剤を付けてボディを慎重に載せます。
少し放置してステーがボディに固定されてから、シャーシを外します。
接着剤だけだと、簡単に取れるのでエポキシ系ボンドで周りを固めます。
 

エポキシボンドが乾いたら、シャーシを付けてギアなどが抵抗なく回るか確認します。
リアステーにギアが当たるなど無かったら完成です。


パーツの使い方やTOOLの使い方紹介とオリジナルで何かないかと考えて今回の企画如何でしょうか?
日本では、なじみの少ないHOドラッグ製作
パーツはマグナカー等でも使えるので参考になればと思います。

最後は決まり文句で締めたいと思います。
直接的、間接的な結果及び障害に対して一切責任を負わないものとします。



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